磨き屋シンジケートの第18回金属研磨仕上げ技能競技会の1、2位は山口県の企業の社員 (2015.11.29)

燕市の研磨業者が中心の共同受注グループ「磨き屋シンジケート」は27日、第18回金属研磨仕上げ技能競技会の審査会を開き、県内外の24人が研磨技術を競った結果、最優秀大賞は山口県の佐伯隆弘さん＝三和産業(株)＝が最優秀大賞の新潟県知事賞に決まった。

同競技会は、研磨業界の技術向上とPRをと平成7年から開いているが、前回は平成25年3月に開催しており、2年半ぶりの開催。参加者が、各自で課題を仕上げて提出する競技方法。新潟県三条地域振興局が共催。

今回の課題は、エスステンレス（SU304）の12インチ角トレイを鏡面仕上げにし、その後、中底に艶消しの仕上げを施すというもの。11月2日に課題1台をエントリーした24人に配布し、期限の24日までに20人から提出があった。

審査は、磨き屋シンジケートの平浩昭チェアマンと吉田茂実行委員長、長谷川富一郎審査委員長はじめ計6人が審査員となり、午前9時半から午後2時まで燕商工会議所で行った。

定規やルーペなども使いながら、全体、表面、裏面、サテンデザインなど19項目にわたって審査。20点から11点にしぼり、素人にはわからない微妙なゆがみや仕上げの美しさなど、じっくりと審査し、最優秀大賞、最優秀賞、優勝賞各1点と奨励賞4点を決めた。今回は山口県下松市、三和産業(株)の2人が1位と2位に輝いた。表彰式は12月4日午後6時から燕市・萬会館で行う。受賞者は次の通り。敬称略。

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