三条小学校の同窓会やPTA、同学区の自治会などでつくる「新しい三条小学校地区を考える会」は、平成29年3月に三条小学校を閉校し、裏館小学校へ吸収統合する関連条例改正案が提案される三条市議会12月定例会の議案概要説明会が開かれた1日朝、議会に向けて公正な判断をしてほしいと市役所前で訴えた。
職員が登庁し始めた午前8時過ぎから約20分間、同会の石崎順一代表はじめ15人が、「話し合いませんか」と書いたのぼり旗とともに庁舎前に立ち、先に国定勇人市長宛に提出した三条小の存続を求める約4,300筆の署名に添えた要望書に添った内容を話し、先の集会で採択した決議文を読み上げた。
石崎代表は、いろいろなことが隠されたなかで進められる行政に対して表に出したい。市議には両方の情報を知って頂いて、採決としてほしいと述べ、公正な判断をと願っていた。
今後は、市議会に請願を提出。12月8日から22日までの12月定例会を見守る考えだ。
また、この日、議案概要説明会後に行った記者会見で国定市長は質問に答えて、三条小の裏館小への吸収統合に関する説明会を三条小で3回開いても同会が出席しなかったとし、「そのときに質疑応答をしないなんて誰も言ってない」、「懸念があるなら、説明会に出て発言すべきではないか」、「そこは真摯(しんし)な態度をとるべき」と指摘した。
加えて同会には「何度かうそをつかれて裏切られて、信頼関係なんてない」とし、具体例として先の署名の提出にマスコミが入ったことをあげ、「あれは当該団体からマスコミには絶対話しません。マスコミは連れてきませんと。それなら冷静な話し合いができますねということで、お会いする予定だった」、「信頼行為の裏切り」と不快感をあらわにした。