分水小6年生を対象に「明るい選挙出前授業」、模擬選挙を体験 (2015.12.2)

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選挙の投票率が低下するなか、将来の有権者の子どもたちに選挙に関心をもってもらおうと県と燕市の選挙管理委員会は1日、燕市立分水小学校で6年生を対象に「明るい選挙出前授業」を行い、模擬選挙を体験してもらった。

分水小学校で行われた「明るい選挙出前授業」
分水小学校で行われた「明るい選挙出前授業」

県内の小中学校を対象に出前授業の実施を応募してもらって行っている事業で、16校で実施した。今年度はこれまで小学校10校と中学校2校から応募があり、分水小は9校目。県央地域ではことし1月に大崎小学校で行っている。

出前授業では、県選管職員が選管の仕事、政治と暮らし、政治の役割、選挙とは何か、選挙の種類などについて話してから模擬選挙を行った。岩浦県玉藤市長選に新潟県の「レルヒさん」、燕市の「きららん」、明るい選挙推進協会の「めいすいくん」の3つのゆるキャラが立候補したという想定。教室に燕市選管が用意した本物の記載台や投票箱を設置した。

開票作業
開票作業

児童は受け付けで投票所入場券を渡して本物の投票用紙を受け取り、記載台で立候補者名を書き、投票箱に投函。受け付けや立会人も児童が交替で担当。全員が投票したら開票作業を行い、投票箱を開けて投票用紙を立候補者別に分け、計数機にかけて得票数を数えた。結果は88人が投票し、有効投票88票、得票はきららん36票、レルヒさん29票、めいすいくん23票で、地元候補のきららんが地盤を生かして当選した。

投票用紙を計数機にかける
投票用紙を計数機にかける

投票で児童は厳重な雰囲気を感じ取ってかやや緊張したようす。真剣な表情で投票箱に一票を投じた。投票所を出る児童に教諭が誰に入れたのか聞いても、答えずに内緒にする児童が多く、出口調査の難しさも本物の選挙さながら。あっと言う間に児童で投票用紙を数える計数機を目を輝かせて見ていた。

女子児童は「お母さんたちが投票に行って何をどうやってるのか良くわからなかったけど、意外と楽しかった」とちょっぴりおとなになった気分を味わった。


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