燕市に研究施設を構える一般社団法人県央研究所(高野貞子理事長・三条市吉田)と関連会社の株式会社県央研究所(茨木和雄代表取締役・同所)は、このほど手洗いテクニックと同研究所が行っている衛生講習会をPRする動画を「YouTube」で公開した。
東京都出身で児童青少年向けの中央の劇団の主役として全国で公演した経験のある三条市の岡田美香さん(34)がリポーター役を務め、「県央研究所に聞け!わたしでもわかる手洗いテクニック!」として研究所の中で紹介する6分15秒の動画だ。
同研究所はずっと以前から依頼を受けて食品関係の事業所などで衛生講習会を出前しているが、楽しくわかりやすい内容をという声があり、1年ほど前から寸劇も行っている。寸劇は手洗いが大好きな「洗いっクマ」、すぐに手洗いを忘れる「うっかりお母さん」、菌をたくさん持ってる「菌持手(きんじて)大王」など最大7人の配役で上演する。
手を洗う大切さ、手洗いのタイミング、手洗いしても汚れが残りやすいところなどを子どもたちにもわかりやすく指導する。手洗いを楽しみながら学べる替え歌「手洗いの歌」もある。スーパーの店頭で上演したこともあり、大勢の子どもたちが集まった。動画では、その寸劇を練習しているところを岡田さんが突撃リポートしている。
同研究所のYouTubeでの動画公開は、ことし2月に公開したノロウイルス対策の動画が初めてで、今回はそれに続く第2弾。第1弾の視聴回数はこれまで1,000回以上を数えた。
取引先にも動画の公開を積極的にPRし、動画の話題で営業先でも話の潤滑油になるなど思わぬ効果も。茨木和雄理事は「食品衛生は手洗いに始まって手洗いに終わると言われるほど、手洗いが大事。食品関係に携わる人だけでなく、子どもたちにも知ってほしいし、ぜひ衛生講習会を利用してほしい」と話している。