2日、燕市立小池小学校6年生の教室で、給食に長さ約1.5センチの細い針金のような金属製異物が混入していたことについて、燕市教育委員会では4日も調査を続けたが、異物の混入経路などはまだわかっていない。
金属製異物を児童が口にすることはなかった。ポトフに浮いたような状態で児童が発見し、異物は髪の毛くらい細く、磁石にくっついた。食缶はアルミなので磁石にはくっつかない。同校の給食は燕市厚生福祉事業協同組合が運営する「味彩燕」(燕市大曲)が調理、納入している。
「味彩燕」では、ことし2月にもカット野菜のなかに野菜のスライサーの金属製部品が混入する事故があった。これに伴って「味彩燕」は金属探知機を導入。調理後の給食に金属が混入していないか調べている。
今回、見つかった金属をあらためて金属探知機に通したところ、金属探知機が反応したことから、その段階まで金属の混入がなかったと思われる。したがって調理後から給食が学校に届けられ、児童の机に上に置かれるまでの間で混入した可能性が高い。
市教委では研究機関に金属の成分の分析を依頼しており、引き続き金属が何に使われていたものか、混入経路の特定を急ぐとともに、「味彩燕」に異物の混入によりいっそう気をつけるよう指導している。