三条市の中学生シンガーソングライター、佐藤英里さんが2日、セカンドアルバム「こころのうた」をリリース (2015.12.6)

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昨年11月にメジャーデビューした三条市の中学生シンガーソングライター、佐藤英里(ひらり)さん(14)が2日、セカンドアルバム「こころのうた」をリリースした。

 佐藤英里さんのセカンドアルバム「こころのうた」のジャケット
佐藤英里さんのセカンドアルバム「こころのうた」のジャケット

ひらりさんは、01年5月28日、三条市で生まれた。視神経低形成のため生まれつき全盲だが、5歳でピアノにふれて音楽に目覚め、9歳で初めてオリジナル曲『みらい』を作詞作曲した。

10年の第7回ゴールドコンサートで、史上最年少で歌唱・演奏賞、観客賞をダブル受賞。12年に身障者の音楽活動を支援する第9回ゴールドコンサートで『なないろの夢』でグランプリを受賞。13年には米国・ニューヨークののアポロシアターの音楽イベント「アマチュア・ナイト」に出演しウイークリー・チャンピオンを獲得。14年に次世代アーティストを発掘するsatageAceプレゼンテーションライブでYAMAHA MX賞を受賞。

アルバム「こころのうた」は、全8曲を収録(定価1,852円)。新曲『こころのうた』、『なくしたオルゴール』、小学生のときに即興でつくったという『算数いらないうた』の3曲がひらりさん作詞作曲のオリジナル曲で、5曲がカバー曲。

セカンドアルバム「こころのうた」に収録した小学生のときに即興でつくった曲『算数いらないうた』

カバー曲は、ひらりさんが6歳のころ、初めての慰問先での弾き語りで歌った美空ひばりさんの曲のひとつ『川の流れのように』。小さなころから美空ひばりさんが大好きだったひらりさん。メジャーデビューから1年、ボイストレーニングを重ね、ようやく歌わせてもらっても失礼にならないのではと、選曲させてもらったという。

ほかにも、ひらりさんが大好きで、コンサートに行って本人に会うことができたという井上陽水さんの『少年時代』、松たか子さんの『ありのままで』、東日本大震災の支援に東北で歌うことも多いことから選んだ新沼謙治さんの「ふるさとは今もかわらず」、東ちづるさんの活動するプロジェクトの「Getintouch!」など、ヒット曲をカバーした。

さらに、アルバムのカバー写真は、美空ひばりさんの『川の流れのように』のジャケット写真を撮影した写真家渡辺達生さんの撮影だ。アルバム「こころのうた」は、通販サイトや音楽配信のほか、県内の各CD取扱店やカメラのアート全店で販売している。

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