燕三条地場産業振興センターは11日から13日まで同センターで「年末刃物フェア2015」を開いており、2日目の12日は好天に恵まれたこともあって記録的な来場者でにぎわった。
年末恒例のイベントで、燕製品はふるさと割で2割引きとなるのをはじめ燕三条金物市や包丁と鍋、園芸ばさみの下取り買い替えフェア、イベントでは、にいがた県央マイスター制度の10周年でスプーン磨きなどの体験、目の当たりにできる職人技の紹介、くぎ打ちと薄かんな削りのコンテスト、包丁研ぎ、まな板けずり、ラシャ切ばさみ研ぎなど盛りだくさんだ。
それに加えて北海道味覚市や全国各地のおいしいしものが並ぶうまいもの市、特産品の販売、地元の農家による農作物販売、子どもたちにもオリジナル缶バッジの制作、バルーンパフォーマンスとおとなから子どもまで楽しめる。
12日の午前は来場者のカウントや各ブースの対応もままならないほどの人出だった。今回は包丁研ぎの人気があった。1丁500円から1,000円で切れ味が悪くなった包丁を新品同様によみがえらせるもので、会場には6台のグラインダーを並べて職人が休まずに包丁研ぎを続けたが持ち込まれる包丁の量に作業がまったく追い付かなかった。
この日だけで、昼過ぎには約300丁もの包丁が持ち込まれ、この時点で仕上がりは翌13日の午後という状況。午後からも駐車場は満車が続いた。翌13日は午前10時から燕市の「さかたや」が午前10時からモツ煮のふるまい鍋を用意する。13日は午前9時半から午後4時まで。