10日放送されたTBSラジオの生放送番組「たまむすび」で、パーソナリティーのフリーアナウンサー赤江珠雄さんは結婚式の引き出物に燕市・山崎金属工業が製造するノーベル賞の晩餐会(ばんさんかい)で使われているスプーンを使ったことを話した。
番組でのオープニングでのこと。赤江さんは第1回から昨年までのノーベル賞の晩餐会のメニューを晩餐会と同じ食器で食べられるスウェーデンの店があるというニュースを見たことを紹介し、「実はわたくし、結婚式の披露宴にこのノーベル賞のスプーンを引き出物にした」と話した。
そのスプーンが「下町ロケットではないが、新潟は燕三条市、食器で有名なあそこで作られている」とし、報道・政治番組「サンデープロジェクト」で取材したことがあり、アイスクリームはいつもそのスプーンで食べていて、「高級感が違う」と話した。
一方、木曜パートナーのピエール瀧さんは、ふるさと納税にはまっていて、赤江さんの存在しない“燕三条市”発言にもあえて突っ込まず、「“燕市”はいろんな食器を作ってますよ。ふるさと納税…からの」と、さり気なく“燕市”と言い直し、しっかり燕市のふるさと納税もチェックしていることがわかった。
燕市はふるさと納税に力を入れており、今年度の寄付人数は11月27日までに1万3,464人、寄付額は3億5,350万円にのぼり、昨年度の11月末時点の2,226人、3,755万円に比べて寄付額では10倍近くに達している。
番組では山里亮太さんがパートナーの火曜に番組での赤江さんのミスを編集してまとめて紹介する「おばあちゃんのつぶやき」のコーナーがある。赤江さんは、ピエール瀧さんに「何が違うんです?」と質問されると「もう輝きから、角度から、なんか厚みから、なんかいいんですよ」。燕三条市の件といい、いつもながらのポンコツぶりをいかんなく発揮していた。
先に全国のブランド力調査で燕市が食品以外想起率で全国5位になったという調査結果が発表されたが、ふるさと納税が奏功した可能性もありそうだ。
この放送は番組のポッドキャストで聴くことができる。ノーベル賞に関する話は8分30秒過ぎから。
また、燕三条地場産業振興センターのレストラン「メッセピア」では、今月からノーベル賞晩餐会で使われている洋食器「ノーベルデザインカトラリー」のフルセットを使って味わえるランチセットを用意している。