14日朝、登校児童が乗る三条市立嵐南小学校のスクールバス同士が接触する事故があった。信号待ちなどで2台が連なって停止していたとき、後ろのバスが運転操作を誤ったことで発進し、前に停止していた同校のバスに追突した。
三条市教育委員会によると、事故があったのは14日午前7時50分ころ。三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」前の三条市南四日町1付近で、先のスクランブル交差点での信号待ちのためにA車とB車が前後で停止していたところ、A車の後ろに停止していたB車のドライバーがシフトを「パーキング」に入れるべきところ誤って「ドライブ」に入れたまま、ブレーキから足を離したため、アクセルを踏まなくても車が進むクリープ現象でゆっくり前に進み、追突した。
この事故により、A車の車両後方にあるバックミラーひとつが壊れた。また、A車には児童24人、B車には児童21人が乗っていたが事故当時、ドライバーの確認では、けがをした児童はいなかったという。
同日、嵐南小学校ではバスに乗っていた児童の保護者あてに、事故の発生や児童の体調に変化がないかなどを文書で知らせた。翌15日午前、教育委員会に児童の保護者から、児童が事故後に気持ち悪いと言っていると、1件、電話があった。
市教委は、学校に対して児童のケアをするよう連絡。同日午後5時半現在、事故によるけがなどで病院に行ったという連絡はないと話していた。
また、事故については、翌15日午前に三条署に事故の届出をしたという。同校のスクールバスは全部で9台で、数社に委託して運行しているが、今回、関係した2台は同じ事業者の運転だった。