旧燕市が中心の洋画の美術団体「創象会(そうしょうかい)」(内山英二会長・会員9人)は、10日から21日まで三条市大野畑、済生会三条病院アートギャラリーで節目の第10回記念展を開いている。
10月30日から11月1日までの3日間、燕市文化会館で第60回の節目の創象会展を開いた。そこに展示した作品の半分余りの40点を済生会三条病院に移して展示している。
創象会展が第60回の節目だったことから、ことしは大作の出品が多く、最大で100号までの大作を展示。会員9人のうち7人が描いた静物画、抽象画、風景画など日ごろの勉強の成果を発表している。
同会は1976年に発足してことしでちょうど40年目という長い歴史をもつ。会員は65歳から80歳までで、65歳の会員は発足当初からの会員なので、当時は26歳だったことになる。
活動は作品発表が主で、創象会展とそれに続く巡回展のような形で済生会三条病院での展示するのが毎年、恒例になっているほか、燕市良寛史料館で作品展示を行うこともある。会長の内山英二さん(82)は、「みんなが自分の思うような絵を描いている。展示は合評会のようなもので、作品を見てあれこれ言い合うのが楽しい」と話している。