県警は18日夜、県内一斉の年末特別警戒を行い、燕署(斉藤正栄署長)でも燕市の井土巻地内と分水学校町地内の市道の2カ所で特別警戒を行い、鈴木力燕市長ら来賓が視察した。
午後7時から燕署で出発式を行った。斉藤署長はあいさつで、ことしの管内は交通事故を含めて犯罪は減少しているが、吉田地区を中心とした不審火が解決しておらず、特殊詐欺は被害額で昨年の10倍を超える4,000万円余りにのぼっており、体感治安が悪くなっていることを指摘。「年末警戒をやっており、交通事故に気をつけてほしいと声をかけてほしい」と求めた。
来賓の鈴木市長は、燕市が特殊詐欺被害防止のために12月議会で電話を録音、警告する装置のモニター募集を提案したことを話し、「皆さま方と一致団結して取り組んでまいりたい」と協力を求めた。山崎悦次燕地区職場警察連絡協議会会長、渡辺裕子燕警察署協議会会長もあいさつしたあと、署員30人が二手に分かれて特別警戒を行った。
特別警戒は交通検問が中心。車を止めて免許証を確認してドライバーに「年末ですが、くれぐれも安全運転をお願いします」と呼びかけ、来賓らはそのようすを視察し、激励。三条で午後7時の気温は2.9度、風が強く、時々雨も降る荒れ模様で、「お疲れさまです」と署員をねぎらうドライバーも目立った。