長岡市栃尾に生まれた特撮ヒーロー「トチオンガーセブン」が、このほど三条市に初登場した。
11月29日に三条東映で開かれた「きよ里&トラ☆ソル 恋のからくり夢舞台」にゲスト出演したもの。手作りの衣装を着けてライブステージに乱入し、パフォーマンスを披露して大きな拍手を呼んだ。
演じるのは、星知弘さん(45)で、栃尾名物の油揚げを製造する株式会社毘沙門堂(新潟県長岡市北荷頃)の社長。子どものころから今も1970年代のヒーローが大好きで、2年前に仮面ライダーを自作し、イベントにも引っ張りだこだったが、構想3年、ことし7月についにオリジナルの特撮ヒーローのトチオンガーセブンを完成させた。
油揚げが好物とされるキツネがモチーフで、造形の特技を生かしてマスクや衣装を自作。肩の上には油揚げが載っているが、何よりも70年代のヒーローを自分の手で復活させたいという思いがモチベーションになっている。
すでにオリジナルテーマソング「斗えトチオンガーセブン」も完成している。来年3月にはトチオンガーセブン主演のドラマを製作予定。「熱き血潮がほとばしる涙があふれ出るようなものしたい」と星さんの勢いは止まらない。