三条市立三条小学校(小林修校長)4年生17人は22日、学校そばの中央市場で開かれている二・七の定期市で歳末たすけあい募金の街頭募金を行った。
12月としては珍しい青空が広がり、4年生は歳末たすけあい募金の黄色のはっぴを着てピンクののぼり旗を掲げ、首から募金箱を下げて二手に分かれて市場を回り、「三条小学校4年生です。歳末たすけあい募金ご協力をお願いします!」と声を合わせて呼びかけた。
この時期にしては珍しい青空が広がった。どちらかと言えばモノトーンな市場で鮮やかな色のはっぴの4年生は注目度抜群。子どもたちに呼びかけられれば、そのそのおじいさん、おばあさんに当たる世代が中心の客も出店者も財布のひもを緩めずにはいられない。4年生は前回の二・七の定期市でも街頭募金を行っており、出店者は「この前も寄付したんだけど」と目を細めて募金箱に小銭を入れていた。
4年生の総合学習のテーマのひとつ、福祉に関連して毎年、福祉体験として募金活動を行っている。ただ、これまで赤い羽根共同募金を行っていたが、ことしは集めた寄付が全額、三条市のために役立てられる歳末たすけあい募金に変えた。
ことしは15日から22日まで1週間、募金活動に取り組んだ。15日にスーパーのあいでん本町店前と中央公民館前、17日と22日に二・七の定期市で街頭募金を行うとともに、校内でも毎日、募金活動を行った。合わせて街頭募金7万2,481円、校内募金1万0,423円の計8万2,904円が寄せられた。
ことしは「住み良いまち三条」を考えようと、学区内の高齢化率が高いことを学び、民生委員や社会福祉協議会職員から話を聞いたりしている。