ショートステイ、デイサービス、居宅介護支援を行う弥彦ケアセンター「あおぞら」(加藤益朗チーフ・弥彦村弥彦)は「クリスマスイブ」の24日、初めてクリスマスコンサートを開き、地元の弥彦村中学校吹奏楽部の演奏などでクリスマス気分を味わった。
同センターのデイサービスを利用する6人とショートステイを利用する25人をはじめ、回覧板を回すなどして参加を呼びかけた地元の人たちも訪れ、合わせて約50人が参加した。
吹奏楽部は部員16人が出演。出演が決まってからわずか2カ月足らずの間に練習した「赤鼻のトナカイ」、「見上げてごらん夜の星を」、「荒城の月」など10曲近くを演奏。参加者にはあらかじめ歌詞カードを渡して歌える歌は演奏に合わせて一緒に歌った。
毎月、同センターでアコーディオン演奏を行っている弥彦村の山崎紘一さんも演奏して参加者と一緒に歌い、吹奏楽部との共演も披露した。
赤い衣装に三角帽の子どもたちや白い衣の吹奏楽部員がキャンドルを手に参加者の間を回るキャンドルサービスのあと、サンタクロースの衣装を着た部員がクリスマスプレゼントのハンドタオルで作った花を全員にプレゼントした。
同センターは毎年、クリスマスにあわせてクリスマス会を開いているが、コンサートにしたのは初めて。弥彦中吹奏楽部に声をかけて実現したもので、弥彦中学校吹奏楽部が同センターで演奏したのも初めて。
吹奏楽部顧問の佐野明彦教諭は「校外で演奏する機会はあまりなく、地域に出るような活動を増やしたいと思っていたので、こういう場をつくってもらってありがたい」と喜び、「部員も短い期間でここまでやってくれ、やればできることが良くわかった」と生徒の頑張りに目を細めていた。