燕市・吉田北地区まちづくり協議会(浜田勝人会長)が昨年夏に本格デビューさせたご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」がクリスマスを前に23日、希望のあった7軒を訪問し、子どもたちに夢とメッセージカードをプレゼントした。
メテオレンジャーは5人編成。1837年(天保8)に吉田北地区の富永地内に落下した国内で3番目に大きい米納津隕石にちなみ、流星の意味の“メテオ”にかけて誕生した。
同協議会では吉田北友会とともに毎年、クリスマスイブの24日に希望した家を対象にサンタクロースが訪問してプレゼントを贈る事業を行っているが、地域住民からメテオレンジャーからも訪問してほしいという声があったことから、それとは別に初めて行った。
訪問の申し込みのときに子どもの特徴などを聞き取りし、それをもとにメテオレンジャーが子どもたちに向けて書いたメッセージカードを各家庭に届けた。
青、赤、緑、ピンク、黄の5色のメテオレンジャーが姿を現すと、予想もしない状況に子どものたちの目は点。5歳の長女と2歳の長男のために申し込んだ石村智江さん(34)の家では、親せきも含め10人近くでメテオレンジャーを迎えたが、手裏剣戦隊ニンニンジャーが大好きな長男も思わぬ事態に後ずさりし、子どもたちは圧倒されたり、照れたりと複雑な表情を見せた。
メテオレンジャーと一緒に記念写真に収まるなどするうちにしだいに心を開き、また来てくれることを願って手を振ってさよならしていた。