クリスマスを前に「天皇誕生日」の23日夜、三条市中央公民館で昨年に続いてクリスマスイベント「まちなか雪と灯りのコンチェルト」が開かれ、周囲を1,000ものキャンドルやタケ灯ろうに彩れた公民館で新たな真冬のおばけやしきをはじめ、全館と敷地を使って冬の夜を楽しむイベントが行われた。
寒くて天気が悪いからと屋内に閉じこもっているのでなく、冬を積極的に楽しみ、同公民館の新たな利用者層の開拓につなげようと昨年に続いて行った。12月に入ってまもなく玄関前を1万球の電球を使ったイルミネーションで飾ってクリスマスムードを盛り上げ、本番を迎えた。
子どもたちの人気を集めたのは、真冬のおばけやしき。10月の三条市環境啓発施設「かんきょう庵」でもお化け屋敷を担当した三条市の若者団体「まんなかフェス」が行った。3階の部屋が会場で、安全も考慮して真っ暗にはしなかったが、先に雪女のようなコスプレの「まんなかフェス」のメンバーから怖い話を聞いてからのスタートとあって、小学校低学年以下の子どもはびびりまくり。恐怖で叫び声を上げ、途中で前へ進めなくなってしまう子も。それでもおばけやしきを出ると親の前では「怖くなかったもん」と強がっていた。
屋外ではたき火体験コーナーで無料でマシュマロや焼きいもを焼いて食べたり、受け付けて無料配布した花火で遊んだり、移動販売車で飲食を味わったり。館内では日本酒地酒講座と試飲コーナー、まちなかコンサート、手作りのワークショップもあった。
この日は日中、晴れ間が広がって今の時期としては暖かく、冬というよりは晩秋の陽気。雪の気配すらなく、クリスマスムードは今ひとつ。後半は雨が降ったが、暖かかったおかげでどのコーナーもにぎわっていた。