燕市宮町、戸隠神社(星野和彦宮司)は3日、同神社で天皇自ら天皇の位の元始をことほぐ1年で最初の大祭「元始祭(げんしさい)」を行った。
この日の三条の最高気温は最高気温12.9度の春本番を覆わせるような暖かい陽気。神事の間は上着がなくてもしばらく外で過ごせるほどだった。
星野宮司が神事を行い、祝詞を奏上したあと、昨年に続いて琴の演奏。同神社の渡辺大蔵禰宜の妻、志保さんが正月に良く聴く「春の海」を奉納演奏した。生田流宮城会の教師の資格をもち、昨年に続いての元始祭での演奏で、美しい和の音色を響かせた。
元始祭の間もひんぱんに初詣に訪れる人があり、拝殿で鈴を鳴らして頭を下げたあと、ことの音色に気づき、拝殿をのぞき込んで生演奏と知って驚き、新年から運のいいめぐりあわせにちょっと得した気分になり、しばらく耳を傾けていた