燕市交通安全協会(小柳孝礼会長)は9日午後3時から吉田公民館で年初恒例の燕市交通指導隊(早川賛治隊長・隊員53人)の出陣式を行い、ことし1年の交通事故撲滅に向けて決意を新たにした。
隊員53人のうち30人が出席。制服を着て整列した隊員に対して隊旗を先頭に小柳会長、鈴木力燕市長、斉藤正栄燕署長が巡回して服装点検を行って開式した。
小柳会長はあいさつで「市民の立場に立った親切で思いやりのある交通指導をやっていただき、市民に喜ばれる交通指導隊となってほしい」と求めた。
来賓の鈴木市長は、昨年の燕署管内ので交通事故が件数、死傷者数とも前年を下回ったことを「これもひとえに皆さまの地道でひたむきな活動のおかげ」と感謝し、「1件でも事故を減らすのが大切で、ぜひ皆さまの尽力をお願いしたい」と求めた。
「事故のない地域社会づくりにこれからも第二次総合計画にのっとってやっていこう、しっかり取り組んでいきたいと思っている。そのためには、指導隊の皆さま方のお力添えなくしては達成できないと思っている。交通安全協会、燕署、行政が三位一体となって一生懸命取り組まさせていただきたい」と期待し、協力を求めた。
斉藤署長は、全国的には昨年の交通事故による死者が前年より4人増え、死者が前年を下回る記録が14年でストップしたものの、県内、燕署管内では事故件数、死傷者数とも昨年は前年を下回り、県警は警視庁から交通局長賞を受けたことを喜び、「燕署管内は交差点事故と高齢者の事故が多く、その2点を重点に取り組みたい」とした。
燕市交通安全指導隊の早川会長は決意表明を行い、管内の交通事故の発生件数や死傷者数は減ったとはいえ、飲酒運転による交通事故など危険な事故が多発しており、「交通を取り巻く環境は依然として厳しく、われわれ交通指導隊員一同、いっそう気を引き締め、燕市の安全で安心な地域の交通環境を確立するため精いっぱい、活動することをここに決意いたします」と述べた。