「成人の日」恒例の熟年成人式に還暦から20年の成人と長寿を祝う (2016.1.12)

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「成人の日」の11日、燕市・吉田地区老人クラブ連合会(平原厳一連合会長)は、ことしも燕市シニアセンターよしだで熟年成人式を行い、還暦の60歳から数えて20年になった満80歳の会員54人が出席して2回目の成人と長寿を祝った。

吉田地区老人クラブ連合会の熟年成人式
吉田地区老人クラブ連合会の熟年成人式

旧吉田町老人クラブが平成8年に当時の会員が二十歳になったときにはなかった成人式に代えて還暦から20年の熟年成人式をという発想で始めた。燕市合併後も毎年行われており、ことしで21回目となった。

ただし、旧吉田町では昭和5年生まれから成人式を行っているので、初期の目的は失われたものの、新年にあたって互いの長寿を祝い、20歳から60年ぶりの再会を喜ぼうと継続して開いている。

ことしの対象は昭和10年4月2日から翌11年4月1日まで生まれた老人クラブ会員で男33人、女46人の79人。そのうちほぼ7割の男22人、女32人の54人が出席した。会場の廊下には第1回からの記念写真を展示し、それを見ると時代とともに服装も変化し、かつては普段着の男性も多かったが今は全員がネクタイ。女性は和服が減って洋装が大半になっている。それぞれ胸にリボンをつけ、それぞれの席には会場のセンター利用者が赤と金の折り紙で折ったツルが飾られた。

乾杯して祝賀会の開宴
乾杯して祝賀会の開宴

ステージに連合会旗と日の丸を飾り、先に記念写真を撮ってから「君が代」斉唱で開式。平原連合会長は式辞で「体調に気を使いながらあまり年を気にしないでこれからも吉老連や地元老人クラブの行事や集まりに進んで参加し、健康長寿を目指して元気に過ごすことを願う」と述べた。

来賓の鈴木力市長は祝辞で「ぜひともこれから新しい燕市がはたちに向けて次の10年を歩んでいく際に皆さんからご指導、ご鞭撻をお願いしたい」、そして「次は百歳を目指してまだまだお元気でいただければ」と願った。

熟年成人者代表で佐野花枝さん=米納津=に記念品を贈呈。田中肇さん(80)=旭町=は謝辞で、戦後70年を過ぎて会員の戦地経験者はほとんどいなくなったが、世界には紛争難民や戦後未解決問題がくすぶり、「平和の難しさを感じている」。今の吉田ふれあいセンターの場所にあった吉田町役場で成人式が行われ、その2階で今の熟年成人者とはたちを祝ってもらったことを話した。

熟年者代表で謝辞を述べる田中さん
熟年者代表で謝辞を述べる田中さん

「あれから60年。あっと言う間に熟年成人式を迎え、感無量」。今は2020年の2回目の東京五輪を応援したいと願っており、市の健康づくりマイストーリー運動に会員仲間と挑戦しており、「おかげさまで体調もよろしいようで、元気で健康で白寿を迎えたい」と締めくくった。

田中さんは旧国鉄職員で、民営化でJRに生まれ変わる前に第四銀行の子会社に転職し、63歳で退職。国鉄の男性ばかりの職場から女性ばかりの職場に変わり「がらりと変わって気をつかったが、楽しかった」と当時を思いだす。今は妻フサ子さんと(75)と暮らす。ここまでの歩みを振り返り、「好きなことばかりさせてもらった。旅行が好きだから、友だちもいっぱいいて今も楽しませてもらっている」と話していた。

式典のあとは祝賀会に移り、アトラクションを見学し、昔話に花を咲かせて酒をくみかわした。


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