17日の三条は最高気温3.9度、最低気温-0.7度でそれぞれ平年並みだった。
時々、雪がちらついたり、日が差したりすることもあったが、日中は無風と言っていいくらい風がなく、穏やかな陽気だった。
長岡市の旧和島村や出雲崎町ではあちこちで小正月の風物詩、塞の神が行われていた。旧和島村の長岡市両高付近では、集落ごとに塞の神を行っているようで、午後3時過ぎには丘陵地のふもとに一度に4カ所で塞の神の煙が上がっているのを見ることができ、塞の神ラッシュとでもいったところだ。
一方、出雲崎町上中条地内では、午後5時前でもなお塞の神の炎が上がっていた。県央地域では塞の神は日の高い時刻に行われるのがふつうで、夕闇のなかで行われる塞の神は一段と炎が赤々と揺らめき、より神秘的で宗教的、厳粛に映った。