燕市・吉田商工会(美内信孝会長)は18日、吉田産業会館で恒例の2016年商工業者新年の集いを開き、会員と来賓を含め141人が参加して1年をスタートした。
美内会長があいさつ開会した。美内会長は、アベノミクスなどで中小企業の持続的発展を支援する各種の政策が打ち出され、「当商工会でもこの支援を支えていくため、今後も地域にいちばん近い経済団体として“行きます、聞きます、提案します”の統一キャッチフレーズのもと、各種施策を有効に活用しながら商工会がもつ機能を発揮して責務を果たしたい」とした。
さらに巡回訪問はもちろん、地区懇談会も引き続き開催し、「地域コミュニティーの活性化の一翼を担うべく地域振興事業にも主体的に取り組み、積極的に事業展開する」。ことしは8月に久しぶりに吉田地区のゴルフ大会も計画しおており、「会員の皆さまの役にたつ商工会として信頼される組織となれるよう役職員一同いっそうの努力をして行く所存」と述べた。
永年勤続優良従業員表彰のあと来賓祝辞。来賓の鈴木力市長代理の南波瑞夫副市長は、燕市と交流を進める東京ヤクルトスワローズが昨年は14年ぶりのリーグ優勝を果たしたことや、燕市のふるさと納税が県内一の5億5千万円に届いたこと、本当に市が自由に使える財源は20億円にすぎないこと、新浄浄水場建設に170億円、既存施設の取り壊しも含めると200億円に届くくらいになり秋ころには新しい水道料金体系になる見通しなどを話した。
3月で燕市は合併から10年になるが、まだ足を止めるわけにはいかず、「そういう意味で28年度は新たな燕市のまた新たな一歩になる年と思う」とし、「まだまだダイナミックに動いていかなければならない燕市」、「ぜひ、吉田商工会の皆さまからも理解と協力をいただき、活力ある燕市に向けて進めていただきたい」と求めた。
中島清一市議会議長、宗靖久日本政策金融公庫三条支店長の来賓祝辞のあと、産業カウンセラーの大西金吾氏を講師に「輝いて生きる〜健康と笑い〜」のテーマで新春講演会のあと交流会に移り、年賀の言葉を交わして交流した。