暴風雪警報が発表されていた24日の三条は、風は強くなかったものの、日中も雪が降り続いてずんずん積もり、気温も下がってこの冬いちばんの厳しい冷え込みとなった。
三条市消防本部南分遣所の観測では午後9時の積雪40センチが正午に47センチ、午後5時には63センチと増えた。雪は激しく降ったものの、溶けずにこれだけ積もったのは気温が低かったから。毎正時の観測で朝方は午前7時の-0.4度からずっと氷点下が続き、午後7時までの最低気温は-2.1度。15日の-1.8度を下回るこの冬いちばんの冷え込みとなった。
日中はたびたび先が見えなくなるほど激しく雪が降って路肩の境界が見えなくなり、あちこちに道路からそれて動けなくなっている車があった。
細い電線にも雪が積もり、消雪パイプのある道路も雪を溶かしきれずに路肩にたまった雪で排水ができなくなり、大きな水たまりができているところが目立った。降り続ける雪でどんどん道幅も狭くなり、三条市だけでなく加茂市や燕市でも日中から除雪車が忙しく動いていた。
幹線道路は雪が踏み固められて圧雪となり、何かのアトラクションかと思うほど、でこぼこになったところも多い。JR東日本の在来線は多くの路線で遅れや一部運休がでた。
翌25日も同じような調子で雪が降ったら除雪対策本部の設置を迫られそうだが、幸い予報では火曜から週末にかけては予想最高気温が6度から7度となっており、雪が降ってもあまり積もらず、雪解けが進みそうだ。いずれにしろ週明け25日朝はほとんどの会社で朝一番の仕事が雪かきになるはずだ。
新潟地方気象台は、23日夜から三条市に暴風雪警報を発表、24日午後2時8分に暴風大雪警報に変え、さらに午後4時42分に大雪警報に切り替えた。ほかに県央地域では加茂市と田上町にも大雪警報を発表しており、燕市と弥彦村は警報は発表されていない。