三条市一門2、三条信用金庫東支店は、2月19日まで日本絵手紙協会公認講師の同市三柳、土田正子さんが講師を務める絵手紙の松メガネカルチャー教室「蔕の会(へたのかい)」の作品を展示しており、土田さんと受講生の絵手紙などほのぼのとした作品が来店客を和ませている。
作品は、はがきに描いた絵手紙をはじめ、消しゴムはんこ、張り子の絵付け、もぎりアート、大谷地和紙を使った一閑張りのバッグなど、土田さんと受講生15人が製作した絵手紙に関連した作品80点余り。絵手紙は、季節にあわせた節分やひな飾り、会場が金融機関ということで加えた縁起のいい大黒様や宝船もある。
作品の中でもとくに目を引くのが、ことしの干支(えと)サルの張り子。同教室では、初めての体験で、絵手紙にも使用する顔彩で色をつけたもの。白い張り子の素材に思い思いに色を付け、表情をつけて表現した。出来上がりはさまざまで、茶色のサルもいればピンク色や金色や緑色、つぶらな瞳、パールの髪飾りやアロハの衣装を着たサルなど、個性あふれるサルが並んでいる。来店客は、作品に顔を近づけて鑑賞し、絵手紙の文字や絵を読んで思わずにっこりだ。
「蔕の会」は、三条市興野2、松メガネ店のカルチャー教室のひとつ。月1回のコースで、現在は、木曜教室と土曜教室の2教室でいずれも午後2時から2時間の開催だ。作品展は、2月19日までで、同支店の営業時間中ならだれでも見ることができる。