プロ野球・東京ヤクルトスワローズと連携を進める燕市で24日、ヤクルトの館山昌平投手(34)を指導者に迎えて東京YSドリームチャンレジ2015「つばめ野球クリニック」が開かれた。
館山投手は02年にドラフトでヤクルトに入団し、09年に最多勝のタイトルを獲得。3度の靱帯(じんたい)再建手術を受け、15年6月28日の巨人戦で復帰登板し、7月11日にDeNA戦で1,019日ぶりの勝利投手となり、同年、NPBアワーズ2015でカムバック賞を受けた。
14年8月に燕市で開かれた第2回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会の応援にも訪れている。今回は市内13の小学生の少年野球チームすべてから5年生を中心に120人と指導者や保護者ら合わせて180人が参加した。
会場のスポーツランド燕でヤクルトのユニホームを着た館山投手は、野球の技術だけでなく練習に向かう心構えも伝授。柔軟体操を指導しながら「きょうできない自分を知ったことが大事」、「きのうよりきょうの方が体がやわらかくなったと思いながらやってください」と前向きな考え方を勧めた。
子どもたちはあこがれのプロ野球選手を前に目を輝かせ、大きく筋肉質なのに、自分よりはるかに柔らかい体に「マジかよ」と目を丸くしていた。館山投手は翌25日は吉田北小学校で特別授業も行った。