今夏の参院選新潟選挙区(改選数1)へのくら替え出馬が決まった民主党県連代表の菊田真紀子衆院議員(46)=比例北陸信越=は3日、新潟市内で記者会見し、「大変な重大な意味をもつ選挙」で「大切なのはこの選挙は候補者を立てればいいということではなく、本当に勝つ選挙、たったひとつの議席を絶対に自民党に渡さないという厳しい選挙だが、必ず勝たねばならぬ選挙」と決意を示した。
野党共闘については「(立候補者を)一本化できないとこの選挙は負ける」が、「先を行く自民党の背中を追いかけなければならない。寛容な心でいろんな話し合いをしていかなければならない」としながらも、「わたしが直接、交渉するのはふさわしくない」が「時間がないのでできるだけ早くいい形で5者協議がスタートできるようにわたしも努力したい」、「ぜひこの新潟から新しい野党共闘の形をこの選挙で絶対に成功させたい」とした。
先に立候補を表明した森裕子元参院議員(59)が菊田氏の出馬に反発していることについては、2014年の総選挙で森氏が新潟5区から立候補したときのことにふれ、民主党内では独自候補擁立の声もあったが、「それは野党共闘というひとつのステージのなかで候補者を立てずに、新潟五区は野党として森裕子さんを応援しましょうと。その先頭に立ったのがわたし。その意味であまり後ろ向きな話はしたくない。安倍政権を倒すためにいかに協力していけるか、前向きな関係性をこれからしっかりつくりたい」と期待した。
菊田氏には初めての全県選挙になり、具体的な戦略はこれから。3年前に立候補した風間直樹参院議員の選対本部長を務めており、県内には5人の国会議員があり、「きっちり連携していけば十分に戦える」とし、5期13年の実績を強調して「即戦力として働かせていただきたい」と話した。