燕市立吉田南小学校(岡崎登校長・児童450人)PTAの4年生の学年委員会(近藤稔晃委員長)は4日、同校で4年生66人とその保護者を二分の一成人式の前に親子整体を行った。
20歳の半分、10歳の節目を祝う二分の一成人式は毎年恒例。保護者も参加することから、それにあわせた行事として昨年初めて親子整体を行った。ことしもどんな行事がいいか選択肢を設けて保護者にアンケートをとったところ、親子整体の希望がいちばん多く、昨年に続いて企画した。
講師は新潟市東区、赤ひげ整体院の剣持大智院長(33)。片足立ちやくすぐって逃げる動作がストレッチになる「くすぐり整体」、背中同士をくっつけて相手を体で感じる「かもつれっしゃ」、カレーを調理する手順に見たてて子どもが親に整体をしてあげる「カレー整体」などを行った。
剣持院長は整体の技術を教えるだけでなく、「子どもって喜ばれたい。子どもに、あったかいよ、ありがとうって感謝してください」と照れずに子どもに感謝の気持ちをあらわすようアドバイスした。
子どもたちは照れくさそうだったが、体をふれあってのコミュニケーションにみんなに笑顔があふれた。歌代駿君(10)の母、佐知江さん(38)は「本当に久しぶりにふれあったって感じ。こんなに思い切り向かい合って、ふれあうことができ、とてもいい機会になった。懐かしかった」と昔を思い出していた。
このあとは二分の一成人式。4年生担任一同から4年生への「二分の一成人式証書」を岡崎校長から児童代表に手渡し、子どもたちは成長を振り返る劇や合掌の披露、将来の夢の発表、保護者との手紙交換などを行った。劇では、子どもたちが妊娠しているお母さんの役から演じ、保護者は大笑いし、子どもの成長に目を細めていた。