燕市大曲、会社社長浅野智行さん(52)は8日、昨年10月10日に77歳で死去した父で元燕市議の金六さんの遺志を継いで燕市に社会福祉に役立ててほしいと200万円を寄付した。
浅野さんは母利江さん(75)とともに市長室を訪れ、寄付を包んだのし袋を鈴木力市長に手渡した。
浅野さんは金六さんの長男で、農業機械や農業資材を卸販売する株式会社ホクエツ=燕市物流センター=の社長。宮城県出身の金六さんが北越物産株式会社として73年に創業した。金六さんは03年から2期7年間、燕市議も務めた。
浅野さんは「宮城県出身なもんで燕で商売させてもらって何とかかんとかやってこれ、大変お世話になった。議員もさせていただき、よそ者だからと言いながらも地域に押されて務めさせていただいた。生前からも何かあったら市にお世話になったんだから市に寄付してくれよと話してた」と金六さんの思いを代弁した。
市ではいったん寄付を社会福祉事業基金に積み立てて有効な使い方を検討する。