三条市・下田地区の秘湯、越後長野温泉「嵐渓荘」(大竹啓五社長・三条市長野)は、ことしも2月を「かまくら月間」としてかまくらを作り、土、日曜は甘酒などのかまくらメニューを提供するなど、雪国新潟を楽しんでもらっている。
新潟ならではの冬を積極的に楽しんでもらおうと2013年から始め、4年目。ことしは少雪で「お客さまが喜んでもらえるようになるか心配した」が、1月後半からの雪で嵐渓荘の周りは覆われ、昨年より規模は小さいながらも、おとな5、6人が入れるくらいの大きさのかまくらを作り、夜になると灯す雪あんどんもできあがった。
2月の土、日曜日限定の「かまくらメニュー」は、昔ながらの米麹で女将が手作りする特製甘酒(300円)、あんこかのりで食べる切り餅(500円)、コップ酒(500円)。かまくらの中でも、館内でも味わえる。
さらに、毎晩午後7時半ころから、雪あんどんにろうそくの火がともり、柔らかなあかりと雪で幻想的な雰囲気になる。
雪あんどんは、吹雪など天候によってともさない日もあるが、かまくらは宿泊者に限らず日中の日帰り入浴や食事で訪れる人、見学のみでも楽しんでもらえたらという。日帰り入浴は、午前11時から午後3時半まで、おとな1,000円、子ども700円。
また、雪のあるときにしか楽しめない体験の1つで昨年、好評だった「スノーシューツアー」を2月28日に予定している。