「燕三条 工場の祭典」実行委員会(山田立実行委員長)は、公益財団法人日本観光振興協会主催の日本観光ポスターコンクールに初めて応募し、全国から応募のあった203作品中、一次審査を通過した48作品のひとつに選ばれた。
「燕三条 工場の祭典」は、燕三条地域の工場を開放し、ものづくりを体験してもらうイベント。3年前から毎年秋に開き、県内外から来場者を集める。
毎年、ポスターを製作しているが、昨年は初めて写真を使った。鍛冶工場の内部を工場の祭典のトレードマークのピンクのストライプでプロジェクションしたようすを撮った。好評だったことと、観光ポスターのコンクールでも戦えるのではと、全面をピンクのストライプでが占めるデザイのポスターとあわせた2点を1作品として応募した。
日本観光ポスターコンクールは今回が第64回の歴史あるコンクール。このあとは一次審査通過作品を対象にオンライン投票と審査員による審査会の2本立てで審査が行われ、審査結果は互いの審査に影響しない。
オンライン投票は48作品のうちひとりが1回、3作品まで投票できる。3月7日正午締め切り。得票の多い順に昨年は6位以上が表彰されている。また投票した人のなから抽選で名産品をセットにしたA賞が5人、B賞が10人、500円相当のクオカードが賞品のC賞が200人に当たる。
審査会による審査では、国土交通大臣賞をはじめ各賞4作品と特別賞、入賞が決まる。
一次審査通過作品を見ると美しい風景や建物の写真を中心としたデザインのポスターが大半で、そのなかで工場の祭典はかなり異質なタイプのポスター。それがどう評価されるかが審査結果を大きく左右しそう。オンライン投票では地元からの得票も期待される。