燕市観光協会(山崎悦次会長)は28日、ことしは4月17日に燕市・大河津分水で行う第74回分水おいらん道中でおいらん役を務める公募した3人のおいらん役を決めた。
昨年までは4人のおいらん役を公募したが、おいらん道中の行列には参加せず会場での記念写真撮影だけの参加だった染井吉野太夫をことしは公募せずにモデルを選定。それを除く3人を公募した。
昨年より6人少ない64人の応募があり、14日に書類選考の一次審査会で19人にしぼった。28日は分水福祉会館で二次審査会を開き、一次審査会を通過したうち2人が欠席して17人が参加し、3人のおいらん役を決めた。
信濃太夫に新潟市の佐野みどりさん(26)、桜太夫に東京都のハンセン・アネッテさん(27)、分水太夫に燕市の霜鳥あゆみさん(30)を決めた。ハンセン・アネッテさんはノルウェー人で、おいらん役に在日外国人が選ばれたのは初めて。来日5年目で宿泊予約会社に勤務し、大阪の神社の福娘になるなど日本の伝統行事に積極的に参加している。
染井吉野太夫には、したみちオフィス芸能事業部所属のモデルで新潟ガールズ集団「Lily&Marry'S(リリーアンドマリーズ)」の新潟市出身の日下千鶴さん(26)に決めた。染井吉野太夫は、おいらん道中の事前PRでも活躍してもらうことにしたため、一般の人では都合をつけるのが難しいこともあり、公募せずにモデルとした。
日下さんはこの日は出席しなかったが、3月13日、4月1日、14日と3回行うおいらん役の練習会は、4人がそろって練習する。