協同組合新潟県異業種交流センター(佐藤健之理事長)は27日、燕三条ワシントンホテルで第13回NIKS地域活性化大賞の表彰式を行い、大賞をはじめ県央地域からは「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」など地域活性化に貢献のあった10団体を表彰した。
同組合はETCカード取り扱い事業による収入を主な活動資金に県内の異分野の経営資源を持ち寄って組合企業の体質改善、技術進歩、新分野開発を図っている。
地域活性化大賞は、公募して地域活性化に功績のあった団体を顕彰しようと1993年に創設。しばらく休んでいたが昨年から再開し、今年度で13回目となった。表彰の開催地は県内5つの支部の持ち回りで、今年度は県央支部の順番になった。
13団体から応募があり、先に一次審査を行って6団体にしぼり、この日は表彰式を前に二次審査を行った。大賞(賞金50万円)1団体、優秀賞(30万円)2団体、期待賞(20万円)3団体、奨励賞(5万円)を決めた。期待賞は当初、設定していなかったが、審査を行うなかで新設した。表彰式では佐藤理事長から奨励賞以上の6団体に賞状を手渡した。
大賞は、水球によるまちづくり「水球のまち柏崎」。柏崎市の産学官民が連携して競技人口の少ない水球の日本代表選手と候補選手を集中的に集め、雇用をあっせんし、仕事をしながら水球ができる環境を整備し、水球に取り組む社会人の受け皿をつくり、選手層を厚くした。日本代表に近い高いレベルのチームを結成でき、まちにさまざまな波及効果をもたらしている。
代表のウォーターポロクラブ柏崎の青柳勧ゼネラルマネージャーは、受賞したほかの団体の活動をほとんど知らないことを反省しつつ「全国に水球のまちづくりを全国に発信できるように頑張っていきたい」とあいさつした。
大賞に次ぐ優秀賞は、県央地域から夏休み中に4年生以上の小学生から4泊5日で100kmを歩いて生きる力を身につけてもらう取り組みを続ける「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」(嘉瀬一洋代表)と、長岡商工会議所青年部未来活性化委員会が昨年は7月26日にアオーレ長岡で開いた「高校生ラーメン長岡選手権」(長岡商工会議所青年部・加藤武代表)が受賞した。期待賞と奨励賞は次の通り。カッコ内は代表者。
まちなかアウトドア(代表世話人 木山光さん) |
地域を活用した丸ごと田舎暮らし体験(NPO法人風小僧 森田徳幸さん) |
写真の町シバタ・プロジェクト実行委員会(赤松里美子さん) |
日本画研究団体「上門会」(浦上義昭さん) |
南魚沼サイクルフェスタ(実行委員長 関聡さん) |
たいやき風 スイーツの開発及び販売(聖籠町商工会青年部 栗原啓太さん) |
ぷれジョブ・ひまわり(長橋幸雄さん) |