オープンから11年になるカフェ「HAPPY LIFE CAFE(ハッピーライフカフェ)」(略称HLC・三条市若宮新田)の新企画「シェアカフェ」を活用した初めてのイベント「Discovery Cafe(ディスカバリーカフェ)」が2月28日開かれた。
イベントは個人で営業する女性4人の女性がコラボレーション。県内の福祉作業所で生まれた商品などを販売する「フクシ屋雑貨店」の燕市・木津陽子さん(31)が医療関係の仕事を辞めてフリーのカメラマンとなったばかりの「フォトクリエーション ピューパ」の三条市・斉藤恵さん(28)を誘った。
さらに斉藤さんが客のポートレートを撮影するなら、その前にきれいになってもらおうとメイクアップアーティストとカラーセラピーのオーラソーマを手掛ける人と4人でコラボ。さらに店はこの日だけの特別メニューを約20品も用意した。
いつもと違う自分、自分の魅力、本当の自分などを発見してもらうのがテーマ。30歳代前後の女性を中心に来店し、ずっと満席近い状態が続く人気だった。
同店は店のカフェの空間と飲食のサービスを提供するシェアカフェと呼ぶプロジェクトを始め、昨年暮れから説明会も開いている。ワークショップなどをやりたい人にとっては会場に利用でき、カフェを自前で調達する必要がない。カフェにとっても集客につながり、互いに足りないところを補い合うだけでなく、相乗効果もねらう。
利用形態もレンタルカフェ、コラボカフェ、レンタルスペースの3種類ある。木津さんは「想像以上にたくさんの人が来てくれて、全部楽しんでいってくれてうれしい」、斉藤さんは「自分を撮ってほしいという女性が多く、写真に興味をもってくれていい意味で裏切られた感がある」とふたりとも喜んでいた。