高齢者の社会参画をサポートする三条市のセカンドライフ応援ステーションは27日、セカンドライフ応援セミナー「さんじょう気になるところバスツアー」を行い、20人が参加して三条市内の施設見学を行った。
月2回のセミナーを行っており、今回は社会参画のためにまちなかに出るきっかけづくりになればと企画した初めてのバスツアー。。三条市ラッピングバスに乗って移動し、三条市中央公民館から一ノ木戸商店街のみんなのまちの交流拠点「みんくる」、三条ものづくり学校の3カ所を見学した。
参加したのは市内に住む60歳以上の女性14人、男性6人の20人。ふだん見慣れた風景もバスに乗って見るとまた違って見え、小旅行気分で市内を回った。
三条ものづくり学校では、旧三条市立南小学校をリノベーションした施設。小学生が使っていたいすに座って「懐かしいね〜」と遠い昔を思いだし、施設内にある地域交流施設を利用する高齢者と久しぶりに再会して「またどこかでお会いしましょう」と思わぬ出会いもあった。
参加した松ノ木町に住む馬場重雄さん(70)は「バスの乗りながら、昔の話ができると思った」。実際にツアーを体験して「同じような年齢の人と一緒で気が合って、ばかいかった」と参加者との新しい出会いを喜んでいた。