弥彦村は1日、弥彦村農村環境改善センターで初めて全役場職員を対象とした防犯意識高揚のための講演会を開き、西蒲署の渡辺光定署長が「地域の安全安心を確保するために」をテーマに講演した。
職員84人のうち約50人が出席。小林豊彦村長は「村民の安心安全のために警察と協力し、緊密に連携させていただきたい」とあいさつしてから講演に。今年度で定年退職する渡辺署長は、自己紹介から警察の機構に機構、業務内容、逮捕の種類などについて実例もまじえて話した。
「自分だけは交通事故の当事者になることはないと思っている」、「地域の問題は地域で解決する体制づくりが大事」、「電話で金を振り込めと言うのはほとんどがまやかしと高齢者に浸透させる必要がある」などと話した。
寺で強盗を捕まえようとして足を複雑骨折した事件から無理に犯人を捕まえずにまず自分の身の安全を守るよう求めた。燕市内を中心に発生している不審火については、「あやしげな人がいたら連絡をもらいたい」と協力を求めた。
住民の安心安全を守るのは行政も警察に共通する目的。職員の防犯意識を高揚させ、問題意識を警察と共有、連携して取り組もうと初めて防犯に関する講演会を企画した。