国定勇人三条市長は10日、市役所で定例の記者会見を行い、病児・病後児保育ルーム「なのはな」のオープンや都市計画道路新保裏館線の開通記念式典など5項目を発表した。
発表項目以外では、1月に小池清彦加茂市長に対し県央医師会応急診療所の構成市町村に参加するよう要望書を提出したことに、小池市長が加茂市の3月定例会で「脅迫罪」と評したことについて国定市長は、要望書は4市町村の総意であり、応急診療所は加茂市民も利用しており、「加茂市長がわたしどもの思いを受け止め、受け入れてくれる日が必ず訪れるというふうに期待しているし、3月の定例会でああいうご発言をされたことは残念でならない」、「客観的な環境を考えればどっちに道理があるかというのは、百人に聞いても市長さん以外はみんなわかってくれると思う」と述べた。
嵐南小学校・第一中学校の可動式プールの不具合で設計業者に損害賠償を求める調停の申し立てを行うことについては、不具合の責任は「ひとえに設計した石本建築設計事務所にある」と考えており、不具合が生じてから石本建築設計事務所に対し改修費用などの負担を求めて交渉してきた。しかし「大ざっぱに言うとらちが明かないので、お互い代理人を立てて調定という一歩、司法の世界に踏み込む形の舞台で話を進めていこうとなった」と話した。
泉田裕彦知事の4選出馬表明で、県市長会長の森民夫長岡市長が市長会の対応を未定と話したことについては、「わたしも県市長会の一員という立場でもあり、県市長会としてどう対応するかを見守るしかないということ尽きる」とした。会見の発表項目は次の通り。