東日本大震災から5年を迎えた11日、避難者交流ルーム「ひばり」で東日本大震災献花式が行われた。三条市で避難生活をおくる福島の人や三条市民など約60人が参列して、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうをして犠牲者の冥福を祈った。
震災直後に三条市が避難所を開設した施設のうちのひとつ、三条市総合福祉センター内に設置される避難者交流ルーム「ひばり」で行われた献花式は、さんじょう∞ふくしま「結」の会が昨年に続いて開いた。
東北地方の方向にあたる東側に「東日本大震災追悼」、「お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を捧げます」と掲げて、献花台を設置。福島から三条市に避難している人や三条市民、自分たちで育てたコメを贈りたいと訪れた保内小学校5年生26人も参加した。
順に白いキクの花を献花台に手向け、手を合わせた。館内放送を合図に午後2時46分、全員が被災地の方角を向いて1分間の黙とうをささげた。
この日は午前10時から午後3時まで献花台を設置しており、献花式の時間帯以外にも花をもって訪れる市民の姿もあった。