三条市若手芸術家支援事業として12日から16日までの5日間、三条東公民館で三条市の銅版画家、鶴巻貴子さん(37)の三条で初めての個展「鶴巻貴子銅版画展ー私の版画史 トキシックからノントキシックへー」が開かれている。
初日12日は午前10時から開場式が行われた。関係者ら約30人が出席し、鶴巻さんと国定勇人三条市長、丸山正夫三条市文化芸術振興に関する懇談会会長の3人でテープカットを行って開場。10時半から約50人が参加して鶴巻さんによるギャラリートークも行われた。
展示作品は52点を多目的ホールの2室を使って展示。メーンの多目的ホール1では、鶴巻さんの処女作から最新作までをざっくりと制作順になるように反時計回りに展示し、鶴巻さんお創作のあゆみを作品で紹介する。多目的ホール2は小品を中心に展示する。
銅版画の仕組みや手法を紹介する作品もあり、ギャラリートークで鶴巻さんは作品に凝らした手法や創作の変遷、スランプになった時期なども話した。国定市長は「きょうはすごく勉強になってる」と新しい発見の数々に目を輝かせていた。毎日午前10時から午後6時まで開場、入場無料。