中小企業大学校三条校(西祐喜雄校長・三条市上野原)の看板コース「経営管理者養成コース」の受講者OB会「会縁会(ええんかい)」は12日、同校で第16回総会を開き、総会と特別研修会を行った。
長野、石川、新潟の会員20人が出席。代表幹事の相場産業株式会社社長の相場健一郎さんはあいさつで、三条校だけの集まりでなく、全国9校で同じコースのに受講生に呼びかけ、昨年10月の「燕三条 工場の祭典」にあわせて三条の町を見てほしいと受講者の集いを開催したことなどを紹介した。
三条校の西校長は、15年ほど前に三条校に在職しており当時、経営管理者養成コースを担当し「会縁会」の立ち上げにもかかわった。その名称について、同じ研修で出会った仲間との縁を大切にしていこう、経営者や経営幹部として常に「ええんかい?」と問いかけながらやっていくという意味をかけてつけられたと話し、有意義な会になればと願った。
総会では、次期代表幹事に第14期受講生の合資会社越前屋ホテル代表社員の明田川賢一さん(53)、会計監事に第12期受講生のシマト工業(株)品質技術部長の冨士田篤さん(52)を決めた。任期は4月1日から1年。
次期会長に決まった明田川さんは、「会縁会を活性化して、より多くの人たちが参加して、期を超えたつながりが活発になるようにしていきたい」と抱負を述べた。
続く特別研修会は、2部制。第1部は特別講演で、第7期修了生の一般財団法人十日町地域地場産業振興センターの岩船眞人専務理事を講師に「経営革新に向けた私の挑戦」のテーマで聴いた。第2部は、ゼミ講師の紹介及び分科会を行った。
経営管理者養成コースは、経営管理者として必要となるマネジメント手法や実践手法などについて、体系的、総合的に習得するプログラム。毎年開講しており、今年度で22期が修了した。「会縁会」は、同コース創設から10年目にOBの相互交流や受講後の同校との連携を図ろうと発会した。
第23期となる平成28年度は、9月13日に開講し、翌29年2月まで全25日間の日程で開く。