歴史的建造物の町家をリノベーションして再活用したアトリエ付き滞在施設「Craftsmen's Inn KAJI(クラフツメンズ イン カジ)」のオープン1周年記念イベントとして12日、同施設で第1回三条リノベーション会議が開かれ、34人が参加した。
移住促進のための環境整備のひとつとなる空き家のリノベーションがテーマ。空き家活用に関する支援制度、市内の現状や移住に関する取り組みの紹介、空き家の現状と取り組み事例の紹介、鍛冶町周辺の情報発信サイト「KAJITO」の紹介、トークセッションなどを行った。
古くなった建物を修繕するリフォームと大規模な改修で新しい価値を生み出すリノベーションの違いから説明し、リノベーションの基礎講座といった内容。空き店舗が見つからないという女性の質問には、住宅を兼ねている店舗が多いのでネックになっており、自分でまちを歩いて魅力的な空き家を探して所有者と直接、交渉するといったアドバイスもあった。このあと20人余りが参加して懇談会を開いた。