スマートウェルネス三条の取り組みとして三条市がJR北三条駅そばの三条学校給食共同調理場跡地を整備して生まれた、三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」が26日、オープンした。建物内にある食堂「三条スパイス研究所」は翌27日にオープンする。
26日は午前10時から関係者ら約30人が出席して竣工式を行った。国定勇人市長は式辞で「人が集う『ステージえんがわ』へと取り組みを進めることで、高齢者の方々の暮らしを豊かにする多様なコミュニティーの形成につなげていくとともに、本施設がひとりでも多くの市民の皆さま方からご利用いただけるよう運営してまいる」と述べ、7人でテープカットを行った。
その後、建物を設計した手塚建築研究所(東京都世田谷区等々力1)の手塚貴晴さん、由比さんが施設を案内し、さらに三条スパイス研究所でインドの米料理「ビリヤニ」などを試食しながら所長でスパイスカフェ(東京都墨田区文花)のオーナーシェフ、伊藤一城が三条スパイス研究所について説明した。
手塚さんは建物を「屋内と屋外の境界がない初めての公共施設」と、誰もが入りやすい設計を心がけたことなどを話した。「ステージえんがわ」のプロジェクトに大きくかかわったふたりから直接、思いを聞いた国定市長は「愛を感じた」と喜んだ。
26日は午後1時から7時まで建物内お披露目を行っており、午後1時から各種100円の食堂メニューの試食を行い、売れ切れたら終わる。
2時からたき火、3時から三條太鼓三小相承会の祝いの太鼓演奏、3時15分からこまのたけちゃんショー、4時半から建築家の手塚貴晴さん、由比さん、近藤ナオさんによるトークショー「“ステージえんがわ”という建物と市民主体のまちづくり」、5時半からLet's ゴスペルお祝いソング、6時から伊藤シェフと山倉さんによるトークショー「スパイスという考え方〜三条スパイス研究所〜」を行う。
27日食堂オープンは、二・七の市開催日なのでさっそく午前7時から営業して「あさイチごはん」を提供。二・七の市と三条マルシェの同時開催、7時からたき火、10時半から三小相承会の太鼓演奏、午後2時から佐藤祐一さんによるピアノ演奏が行われる。