26日オープンした三条市まちなか交流施設「ステージえんがわ」で、真宗大谷派三条別院(池守章輪番・三条市本町2)は、4月から訪れた人たちに僧りょが水を出して交流、話を聞く地域活動を始める。
4月から月、水、金曜の週3回、午前11時から午後1時過ぎくらいまでランチタイムにあわせて行う。三条別院の僧りょ7人が1人ずつローテーションで担当。黒い間衣(かんえ)に首から輪袈裟(わげさ)をかけて行う。
以前から池守輪番が坊主カフェのような取り組みができないかと話していたこともあり、三条市から「ステージえんがわ」で何か取り組みができないかと協力を求められたこともあり、水出しを手伝う活動を企画。地域の人に開かれた別院とするためのプロジェクト、地方活動の一環として市民とふれ合うのが目的だ。
オープン初日の26日は三条別院の列座、森尻唯心さん(25)と斎木浩一郎さん(34)の2人が「ステージえんがわ」のようすを見学に訪れた。「別院に来てもらうきっかけになれば」、「仏教徒になってもらおうというものではない」と言い、「話しかけてもらえればいちばんうれしい」と願っていた。