三条市・三条ものづくり学校のカフェスペースにこの春、新潟で最も注目を集まるカフェのひとつ「The Coffee Table(ザ コーヒーテーブル)」(新潟市中央区)が営業する。
三条ものづくり学校は昨年4月にオープンし、カフェスペースの運営の契約がこの3月いっぱいで終了するのに伴い、新しいテナントを募集し、The Coffee Tableが運営することになった。すでに県内の流行に敏感な人の間では三条への出店の話が広まっている。
バリスタでオーナーの本間亘さん(32)=新潟市西区=は9年半、スターバックスに在籍。アルバイトから始めて後半の5年間は店長に就いた。コーヒーの聖地、オーストラリア・メルボルンでも腕を磨いた。
一昨年11月に新潟市の上大川前通でThe Coffee Tableを開業。すぐにカフェ好きな人の間で注目を集めた。三条ものづくり学校はいわばその2号店となり、4月末からの営業を予定。スタッフは4人ていど、本間さんはThe Coffee Tableが休みの火曜はなるべく三条ものづくり学校の店に立とうと考えており、営業時間など詳しくはこれから詰めていく。
「店のメインのコンセプトは社交場で、人が集まったりつながったりする場になるのが役割」と本間さん。The Coffee Tableの立地がそうであるように、「喧騒(けんそう)が苦手で、あまり人通りのない場所、静かな場所でやりたい」と言い、その点では三条ものづくり学校の環境もふさわしい。
22日は内装工事の打ち合わせやスタッフの面接などで三条ものづくり学校を訪れた。「周りのすごい人たちにサポートしてもらっていて、引き続きおごることなく取り組んでいきたい」と話している。