国道403号の三条北バイパスの一部区間、県道長岡栃尾巻線から市道下条矢立境線までの740mが30日、開通した。
三条北バイパスは田上町羽生田から三条市塚野目までの8,320m、全体事業費は約190億円。うち田上町側から2,840mが1997年までに開通しており、今回はその開通区間に続いて三条側へ740m区間が開通したもの。
田上町側から三条市方向へ向かうと、これまでは加茂市役所前通りでもある県道長岡栃尾巻線にぶつかったところまでだったが、今回の開通で右折すると桐子モダン・桐ショールーム、左折すると新潟紙器工業に出る市道下条矢立境線との交差点まで延びた。
今回の開通区間は暫定2車線で、幅員は車道6.5m、片側に3.5mの歩道を設置し、全幅員が12.25m。2カ所の地下横断道路を含む事業費は約30億円。
午前11時から現地の開通式を行い、関係者ら100人近くが出席。小池清彦加茂市長はあいさつで、下条川に橋を架ける必要があり、「間もなく下条川に橋が架かって、その先に第四平成園をつくらせていただく可能性の高い土地があり、そこまでは一挙にこの道が続いていくものと拝察する」などと話した。
30人近くでテープカットのあと、車で通り初めを行い、午後3時に開通した。
国道403号バイパスは、新潟市江南区からの新津バイパスから新津南バイパス、小須戸田上バイパス、そして三条北バイパスと続く1本の路線で、27日にも小須戸田上バイパスの一部区間、新潟市秋葉区矢代田−天ケ沢間の延長1.6kmが開通している。