燕市は1日午前10時から市役所で平成28年度新規採用職員の辞令交付式を行い、新規採用の25人に初めての配属先を示す辞令書を交付した。
新採用は一般事務11人、技師8人、保育士6人の内訳で、男性は4人だけで圧倒的に女性が多く、土木課の技師も1人が女性だ。
鈴木力市長から一人ひとりに辞令書を手渡したあと、新採用を代表して燕市出身で山形大学理学部数理学科を卒業した総務課主事、今井俊貴さん(22)が決意の言葉を述べた。「きょうのこの気持ちを忘れずに燕市の発展のために郷土愛をもって日本一輝いているまちを築けるように全力を尽くす覚悟」で、「至らぬ点も多く、厳しいお言葉を受ける場面もあると思うが、屈することなく努力する」と表明した。
鈴木力市長は訓示で、「きょうから第二次総合計画を実行するための歩みを始めるが、スタートの年に入庁したという意味では、君たちはある意味、記念すべき新入生」で、「それを誇りに思って取り組んでもらいたい」。
組織運営はマンネリになりがちで、「だからこそ君たちのような新人が来て組織が活性化することができる。若さを全面に出していろんなことにチャンレジしていってもらいたい」と役割に期待。燕市が連携する東京ヤクルトスワローズの館山昌平投手の「あすやろうは、ばか野郎だ」という言葉も贈り、活躍を願った。
申し合わせたように黒いスーツを着た新採用職員は緊張した表情で式にのぞんだ。閉式するとさっそくそれぞれ配属された部署へ向かって職員に紹介され、燕市職員として初日のスタートを切った。