三条信用金庫は6日、春の全国交通安全運動にあわせて地域の交通安全に役立ててもらおうと、三条市にカーブミラー5基を寄付した。
午後1時半に同信用金庫の西潟精一理事長と職員会幹事長の本田裕輝本店営業代理の2人が市役所を訪れ、カーブミラー5基とその設置費用、合わせて50万円相当の目録を国定勇人市長に手渡した。
三条信用金庫は、地元の交通安全に役立ててもらおうと1974年(昭和49年)からほぼ毎年、職員会と合同でカーブミラーを寄付している。今回の5基は、新設3基と老朽化などによる入れ替え2基で、東新保、袋、五明、麻布、中新の5カ所に設置された。
設置されるカーブミラーは、燕市の燕新晃工業(株)製。近年は、雨が汚れを落とすという「超親水性セルフクリーニングコート」を施したカーブミラーを寄付している。
また、同金庫では、毎年6月15日の「信用金庫の日」にあわせて平成11年度からボランティア活動の一環で、全店舗のエリア内の通学路などのカーブミラーの清掃やごみ拾いを行っている。
懇談のなかで国定市長は、交通安全に関連して「いやー、びっくりしました」と午前中に出席した「春の全国交通安全運動」の街頭指導所で、警察官の制止を気づかずに通り過ぎて、指導所の先でブレーキを踏んでいた乗用車について話した。
社用車のようで、中には会社の制服と思われる作業服を着た2人が運転席と助手席に乗っていたが、どうやら話し込んでいて警察官と50人ほどがいた交通指導所に気が付かなかったと思われる。「もし横断歩道で人が歩いていたとしたら」とエピソードを話し、「車の運転は気をつけなければ」と自らも気を引き締めていた。