10日、三条市の三条別院、本寺小路、昭栄通りと中心地を会場に4月としては初めての「三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が開かれる。久しぶりに力士が来場し、「三条マルシェ春場所〜おすもうさんがやってくる!」と題して新年度皮切りに三条マルシェをスタートする。
2月と5月から10月までの毎月の年7回の三条マルシェを恒例にしてきたが、真夏は暑さが厳しいため、ことしは8月は休むことにし、代わりに新たに4月に開くことにした。
通りを車両通行止めにして午前10時から午後3時まで45店が出店し、うち「STEAKDINNING Choice」のドリンク類やステーキ丼、美容院が出店する「MoMo caffe」の牛タン焼きやコーヒー、「まりあのおやつ」のつぶつぶドリンクやカラフルポップコーン、「ニシガタヤ雑貨店」の手作り雑貨やプラバンアクセサリーの4店が初出店になる。
力士の参加は、玉ノ井部屋の最高位幕下筆頭の宝龍山(ほうりゅうやま)と最高位三段目55枚目の東浪(あずまなみ)の2人。元玉ノ井部屋力士の佐藤聖幸さん(27)が東日本大震災で福島県南相馬市から三条市へ避難、移住して三条マルシェにかかわったのが縁で以前にも玉ノ井部屋の現役力士が来場しており、今回は久しぶりの来場になる。
午前11時から正午まで「ちびっこ相撲マルシェ場所」を行い、子どもたちが力士と一緒に相撲をとったり写真を撮ったりする。定員30人で参加費は無料、午前10時から別院前受け付けブースで参加者を受け付ける。また、午後1時20分から別院前ステージで力士が子どもたちに菓子のプレゼントも行う。
力士の来場にちなんで昭栄通りに「ちゃんこゾーン」、別院内に「ごっつぁんゾーン」を設置。「ちゃんこゾーン」では、「ちゃんこ」は「ちゃん(親)」と「こ(子)」の意味と言われるのにちなんで、親子で参加できるキッズネイル、デコ体験、ハンドメイドアクセサリーやフェルト小物を作るといった6店が並ぶ。「ごっつぁんゾーン」では、「町のとうふ屋さん 佐久間」、「侍ラーメン」、「ちゃんこ佐藤とゆかいなお相撲さん」の3店が並び、力士のようにたっぷり食べてもらおうと大盛りメニューを用意する。
ことしは1年を通して「マルシェでバースデー」を企画した。開催月の生まれの人に本部でリストバンドを配布し、それをつけていると各店でちょっとしたサービスを受けられるというもの。サービスの内容は各店にお任せで、今月は緑、5月は「母の日」でピンクのリストバンドを用意する。
ほかにも小学生以上が対象の謎解きとウオークラリー「探偵はマルシェにいる!」を行い、午前10時から午後2時まで別院前受け付けで参加者を受け付け。別院では午前10時半と午後1時半の2回、参加無料でおなじみの「三条別院7つの謎ツアー」、別院の和室でも午前10時から午後2時まで参加費500円、定員200人で「和室で茶道体験」が行われる。
さらに相場紙器製作所による無料紙ずもう作り「紙ずもうマルシェ場所」、三条歴史研究会が本寺小路会館で「三条古地図展」、きものギャラリーまつながが「風呂敷のつつみ方教室」も行われ、盛りだくさんだ。
また、今年度から三条マルシェ実行委員会の事務局職員が変わり、新たに三条マルシェに「いかぱん屋」で出店しておなじみの三条商業高校商業クラブ出身の三条市の斉藤綾乃さん(18)と、見附市の松尾朋美さん(46)が採用され、張り切っている。