三条市内21小学校すべては7日午前、そろって入学式を行い、合わせて791人の新1年生が入学した。今年度で閉校することになった三条小学校では、創立144年の歴史で最後の1年生9人が入学し、小学校生活をスタートした。
三条小学校(小林修校長・児童78人)では満開のサクラを雨がぬらすなか、午前10時から同校体育館で入学式を行い、男子8人、女子1人の計9人の新1年生を迎えた。
新1年生は、在校生や教諭、来賓や保護者の拍手に迎えられ、在校生の前の席に着席。入学確認として一人ずつ担任に名前を呼ばれると、手をあげて「はい」と元気よく返事をした。
小林校長が「きょうから伝統ある三条小学校の1年生です。皆さんご入学おめでとう」とあいさつすると、「ありがとうございます」と1年生からかわいく返ってきた。小学校は勉強も運動もすると紹介し、「一生懸命、勉強してください、一生懸命、運動して丈夫な体にしてください。そして、心も鍛えてください」と願い、歓迎した。
原田大助PTA会長がお祝いのことばを述べ、保護者に対しては、校舎の耐震問題として昨年、17年3月で閉校し、裏館小学校に統合することが決まったことから、「ことしの入学は、どの小学校で学ばせたいか、大変、悩まれたと思います」と察し、同校は学区全体で子どもたちを見守っていると話した。
続いて児童を代表した6年生が、「わたしたちは、皆さんが入学してくることをとても楽しみにしていました。三条小学校のいいところは、全校のみんながとても仲良しなところです」と、1年間の学校行事を紹介。
さらに「三条小学校ふるさと運動クラブ」の5、6年生が、太鼓演奏「凧揚げ太鼓」を披露し、新1年生を歓迎した。
1年生は、入学式のあと学級活動や記念撮影を行い、第1日目を終了。週明けの11日から給食がスタートする。