三条市本町2、スナックマンマを経営する五十嵐敏江さん(71)は7日、餞心亭お々乃で開いた「31周年チャリティパーティー」で、ことしも来店客が現金をつけたまゆ玉の善意131,858円を三条市に寄付した。
チャリティパーティーは毎年、開いている。五十嵐さんは、昨年、開催した30周年のパーティの前に早期の食道がんが見つかったが、パーティーではそのことにふれず、その後に手術を受けて3カ月ほど入院。11月に店を再開し、恒例のまゆ玉をことしも店内に飾った。
午後6時半から三条市・餞心亭お々乃で開いたパーティーには、国定勇人三条市長をはじめ来賓や利用客、県央福祉会の運営する障がい者グループホームから利用者と職員18人など、合わせて150人が参加した。
同店のまゆ玉の寄付は、小正月の祝行事で店内に飾っていたまゆ玉飾りに五十嵐さんが縁起物だからと数千円を飾ったのがきっかけ。客も紙幣や硬貨をセロハンテープで張り付けるのが恒例となり、集まった善意を寄付している。
毎年、パーティーでまゆ玉を三条市長に手渡しており、ことしも1.5メートルほどの枝にタイや小判などの飾りとともに1万円札や5千円札、千円札や硬貨など13万円余りがセロハンテープでつけられたまゆ玉を五十嵐さんから国定市長に手渡した。
五十嵐さんはあいさつで、病気の経過などを話し、「継続は力なりで、一生懸命やっていきたい」とまゆ玉の寄付なども続けていくとし、「まだまだわたしは健康なうちは一生懸命、頑張ってやって行きたいなと思っておりますので、皆さまどうぞ、むこう(本寺小路方面を)通られましたら、うちだけの店じゃなくて本寺小路を活性化してあげてください」と、三条の町の活性化を願った。