17日の燕市・分水おいらん道中に向けてその鉄路の玄関口となる分水駅では8日からサクラ並木のライトアップが行われ、9日から分水商工会青年部による観光案内所「桜茶屋」も設置されて夜桜の見物客でにぎわっている。
分水駅は改札と反対のホームの後ろに長さ200メートルに渡ってずらりとサクラの木が並ぶ。11日はすでに満開から散り始めで、毎晩午後6時から10時まで十数基の投光器によるライトアップが行われている。
サクラは巨木が多く、花の付きもこれ以上ないくらいたくさんの花が開いており、花見客がひっきりなしに訪れ、駅前駐車場がいっぱいになるほど。列車とサクラを一緒に撮れるので一眼レフカメラや三脚を持った鉄道ファンも多く、列車の到着時刻を見計らってベストポジションを探してシャッターを切っている。
「桜茶屋」では、ことしも焼きそば、から揚げ棒、こんにゃく、ビールやジュースを販売し、飲み食いしながら花見を楽しめる。分水おいらん道中まで毎日正午から午後9時ころまで営業、当日は午前9時から午後2時ころまで。
14、15日はことしも分水駅の夜桜を楽しんでもらう臨時列車の快速「えちご分水夜桜号」が運行される。2日間とも行きは新潟駅発18時10分、分水駅着19時31分、帰りは分水駅発20時11分、新潟駅着21時32分。
車両はこれまでジョイフルトレイン「きらきらうえつ」だったが、ことしはお座敷列車の「NO.DO.KA」で3両編成。分水駅停車中に14日は分水おいらん道中のおいらん役の歓迎もある。