17日に燕市分水地区で行われる第74回分水おいらん道中にあわせて地元のすし店「惣六」=地蔵堂本町1=は、10日から18日まで同店2階の座敷でことしも手作り作品展「手のぬくもり 心にゆとり展」を開いている。
キルトが趣味の同店のおかみ、小柳千春さん(53)が友だちや知人のつてで借りた200点近くにものぼる手作り作品を展示し、一部を除いて販売している。
光を透かして発色も鮮やかなステンドグラスキルト、紙クラフトのバッグや小物、つる細工のバッグやかご、石粉粘土の造花やブローチなど作品が並ぶ。手作り品が好きな人はいくら見ても見飽きないくらい作品は多彩だ。
店では作品展にあわせて会期中限定のメニュー「花見セット」(1,200円)や「はらくちいなりセット」(800円)も販売。会場ではクッキーとコーヒーで350円のセットも用意してゆっくりと作品を鑑賞してもらっている。
分水おいらん道中を見て帰るだけでなく、行き帰りに分水のまちなかに立ち寄ってもらおうと3年前から作品展を開き、ことしで4年目になった。小柳さんは「作品を集めるのが大変で
ふだんの仕事より疲れる」が、「ことしもやらないのと言われるとやめるにやめられない」と笑う。
とはいえやっている以上はひとりでも多くの人から見てもらいたいと来場を待っている。毎日午前10時から午後3時までと午後5時から9時まで開いている。入場無料。